主に商標登録出願に関連する専門用語のごく簡単な解説を行います。
マドプロ国際出願とは?
特許庁発行の資料から身も蓋もない引用をすると、以下のような制度です、 現在、マドリッド協定議定書(以下、「マドプロ」という。)の締約国は112カ国であり、その中から権利を取得したい国(指定国)を指定することにより、複数国に同時に出願するの...
コンセント制度とは?
コンセント制度とは、先行登録商標と同一又は類似する商標であっても、先行登録商標権者の同意(コンセント)があれば後行の商標の併存登録を認めることとする制度です。 商標法の令和5年改正において導入が決定し、令和6年4月1日から実際に導入されて...
審判とは? 審判請求とは?
商標法にいう「審判」とは、主に商標登録出願につき特許庁が下した拒絶査定について不服を申し立てたり、登録済の商標についてさまざまな理由に基づいてその取り消しを申し立てたりする手続を指します。 通常、商標登録出願を行った際には審査官による「審...
早期審査とは?
商標登録出願においては、一定の要件を満たす出願について通常よりも早期に審査を行い、スピーディに権利化をはかる制度があります。それが早期審査です。 ただし、早期審査を受けるための要件の中には「すでに使用を開始している商標である」というものが...
意見書とは?
商標登録出願における意見書とは、特許庁の処分(主に拒絶理由通知)に対して意見、つまり反論や要望などを述べるための書面です。 拒絶理由通知が届いたときには審査官が指定した期間内にこの「意見書」を提出することができ、さらに、その反論が審査官か...
使用の意思確認とは?
ひとつの商標について指定商品や指定役務をあれもこれもとたくさん追加して出願した場合に、 ↓ ↓ ↓ 「お前 本当にこんなにいろんな用途でこの商標を使うのか? ちょっと本気で使う気あるのか、事業計画書とかいろいろ見て確認していい?」 ...
手続補正書(補正書)とは?
手続補正書とは、商標登録出願の出願書類や中間手続、その他商標登録に関する書類の誤りを正したり、商標登録出願時の審査において拒絶理由が示されている場合にはその原因となっている部分を手直し(※実質的には拒絶理由が出ている指定商品や指定役務の削除...